2019.07.08

満開さんさ心待ち 盛岡・花がさ作り最盛期

伝統さんさの花がさ作りを続ける高橋雅子社長(中央)。右は長女宗子さん、左は次女木村和子さん=7日、盛岡市肴町
伝統さんさの花がさ作りを続ける高橋雅子社長(中央)。右は長女宗子さん、左は次女木村和子さん=7日、盛岡市肴町

 夏の夜を華やかに彩る盛岡さんさ踊り(8月1日開幕)まであと20日余。1910(明治43)年創業の盛岡市肴町の造花製造業花王堂本店(高橋雅子社長)では、戦前からつないできた伝統さんさの花がさ作りが最盛期を迎えている。

 全て手作りで、家族6人で作業を分担。針金を伸ばして金色の紙を巻き付け、木の型枠を使い花びらの形を作る。布を張り、12枚の花びらを整えながら立ち上げると完成だ。各団体によってひもや座布団の色が違い、踊り手の頭に合うように細かな調整が必要。今の時期が最も忙しく、修理も含めて約100個を取り扱う。

 高橋社長(77)の次女木村和子(かなこ)さん(47)は「若い子が来て、おばあちゃんが使っていた花がさを修理に持ち込むこともある。受け継がれているんですね」と感慨に浸る。

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