東北森林管理局(秋田市)は5日、本年度のブナ開花状況と結実予測を発表し、本県は秋に実がほとんどならない「大凶作」となった。特に沿岸北部で花のつきが悪い。餌を求めてクマが人里に出没する危険性が高く、注意が必要だ。

 4月中旬から5月にかけて、県内の定点24カ所を目視調査した。10カ所は全く花がなく、ごくわずかに花がついたのが12カ所、部分的に多くついた地点が2カ所あった。非開花は宮古から久慈地域にかけての沿岸北部に多かった。結果を数値化した豊凶指数は0・8で、1・0未満が該当する大凶作と判定した。大凶作予測は2016年度以来。

 ブナの実はクマが好む食糧の一つで、不作だと餌不足に陥る。本県のクマ出没情報は平均すると単年度2400件程度で推移するが、大凶作予測だった16年度は3070件に上った。