一関市滝沢の一関東中(狩原雅裕校長、生徒86人)で4日、国際リニアコライダー(ILC)特別授業が行われた。

 市内の中学生にILCへの理解を深めてもらおうと市が実施。生徒らは茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)の研究員を講師に、素粒子の基礎やILCの研究内容を学んだ。

 3年生27人が参加し、KEKの倉田正和研究員が素粒子と宇宙の関わりや、ILCの施設概要と研究目的を解説。ドライアイスで冷やした容器の中にアルコールの霧を発生させ、光を当て素粒子が飛んだ跡を観察する実験も行った。

 倉田研究員は「ILCは宇宙の初期状態を再現する施設。建設には世界中の協力が必要だ」と訴えた。

 磯部快斗(かいと)さんは「原子より小さい素粒子が物質を作っていることが分かった。来月、市の研修でつくば市の施設を見学するので、工業分野の知識を身に付けたい」と誓った。