八幡平市は本年度、市内10小学校で新聞を活用した授業を推進している。学校図書館司書を2人から4人に増員。中学校を加えた14校を毎週1度訪問する態勢を整え、本や新聞などの活字を通して子どもたちの考える力を育む。

 3日は田頭小(宮康幸校長、児童63人)で同司書の研修を兼ね、1、2年生向けの授業を行った。子どもたちは岩手日報の紙面で気になった写真を切り取って専用の台紙に貼り、コメントや吹き出しなどを書き入れた。

 同市は昨年度、同司書2人を採用。同校を担当する高橋みなきさん(28)の発案で、各学年の図書に関する授業の中で新聞を活用した。

 本年度は高橋さんら同司書4人を中心に、ほかの小学校でも取り組みを広げる。市教委教育指導課の千葉千穂子教育相談員(60)は「活字を通じて子どもたちの読み解く力を養い、世界観を広げる一助にしたい」と意気込む。