釜石市は3日、今秋のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となる同市鵜住居(うのすまい)町の釜石鵜住居復興スタジアムで、完成した大部分の仮設設備を報道陣に公開した。座席はサイドスタンドなどの仮設約1万席が完成し、常設と合わせた約1万6千席全ての整備が完了。27日に開催されるパシフィック・ネーションズカップの日本対フィジー戦に向け、さらに準備が進められる。

 同スタジアムはW杯開催12都市で唯一の新設。昨年7月に常設部分が完成し、今年5月からはサイドスタンドや医務室、記者会見室などの仮設整備を進めてきた。整備費は約9億5千万円で、大会終了後の11月中には撤去する方針。

 スタジアム全座席の7割に当たる約1万1500席は2017年に同市平田の尾崎半島で発生した林野火災の被災スギを活用している。今月中旬までには観客用トイレやスタジアム内に設置される大型スクリーンなど、残りの仮設も整備する。

 W杯は9月20日に開幕。同スタジアムでは同25日にフィジー対ウルグアイ、10月13日にナミビア対カナダの1次リーグ2試合が行われる。