岩手労働局(小鹿昌也局長)は30日、6月の県内雇用状況を公表した。有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・06ポイント減の1・37倍で、27カ月ぶりに1・4倍台を下回った。米中貿易摩擦の影響などで製造業や労働者派遣業の求人数が落ち込み、今後も傾向が続くとみられる。

 有効求人数は2万8610人(前月比3・8%減)で、有効求職者数2万876人(同0・6%増)。新規求人倍率は1・74倍(同0・19ポイント減)。正社員有効求人倍率は前月と同じ0・86倍だが、112カ月ぶりに前年同月を下回った。

 新規求人(原数値)が前年比で減少した分野は製造業(前年同月比21・9%減)、建設業(同4・4%減)、運輸・郵便業(同18・7%減)など。職業紹介・労働者派遣業(同51・9%減)では、貿易摩擦に伴う世界経済の減速懸念などで製造業者への派遣求人が大幅に減り、事務所を閉鎖した企業もあった。