県NIE協議会(田代高章会長)は29日、矢巾町の岩手日報制作センターで第1回NIE実践交流学習会(県教委後援)を開いた。盛岡市の教員2人がスクラップや古典新聞、はがき新聞作りの実践を発表。教員ら約40人が授業改善に向けた新聞活用に理解を深めた。

 仙北中の長根いずみ教諭は「平家物語新聞」作りの実践発表とワークショップを行った。参加者は平家物語を読み、リード文やトップ記事の執筆に挑戦。生徒を古典に親しませ、読む力をつける工夫を学んだ。

 松園中の川崎美希子教諭は、先人教育や福祉施設訪問など総合学習のまとめにはがき新聞を使う手法を紹介。「読み手を明確にし、相手意識を育める」と強調した。

 米内中の湯沢雅譲(まさのり)教諭は「新聞製作はレイアウトや見出しを考えることで多様な表現力を培える」と実感。下小路中の八重樫明美教諭は「授業展開や指導のポイントをつかめた。各教科・領域にも応用できる」と可能性を見いだしていた。

 学習会は県NIE協議会が本年度始めた事業で、今後、県北、県南、沿岸部で開催する。