磐井川の水魔を払い、水難による犠牲者を弔うため90年以上前に落慶した一関市田村町の磐井川水天宮の新たな社殿が完成した。磐井川堤防の改修に伴い移転新築。長い歴史がある水天宮が装い新たに、ゆかりが深い一関夏まつり(8月2~4日)を迎える。

 新たな社殿は今月中旬に完成し、高さ約5・5メートル、幅、奥行きともに4メートル。同市田村町にあった旧社殿は、敷地が磐井川堤防脇の道路用地になるため2017年に取り壊され、約60メートル北に移転新築した。

 同水天宮は1927(昭和2)年8月に落慶。河川敷のケヤキの木のたもとにほこらを建てたが、47、48年のカスリーン・アイオン台風で流失した。53年に住民有志が同水天宮奉賛会を結成し、河川敷から同市田村町に移転再建。72年には旧一関図書館の建設に伴い移転し、木造の社殿をコンクリート造りに建て替えた。