東日本大震災からの中心市街地再生が進む陸前高田市で、まちづくり会社「陸前高田ほんまる」が始動した。かさ上げ地の空き地解消へ市が取り組む土地利活用促進バンク制度をPRし、中心部の将来像を描いたグランドプランを年度内に作成する。再建店舗の紹介やイベント開催も手掛け、新たなまちづくりの「エンジン」となってにぎわい創出に力を注ぐ。

 取り組むのは▽土地利活用促進事業▽エリアマネジメント事業▽チャレンジショップ、まちなか交流広場の管理▽自主事業―の四つ。6月1日に設立し、同市高田町のチャレンジショップ内で業務を始めた。

 社長には雑貨・酒類販売のいわ井の磐井正篤社長(62)が就き、震災後にUターンした菅野英俊さん(29)が業務統括マネジャーを担当。市内のNPO法人で活動してきた種坂奈保子さん(32)、菅原優さん(32)も加わる。資本金400万円で市や陸前高田商工会も出資した。

 土地所有者と購入・賃貸希望者をマッチングする同バンク制度は1月にスタートしたが、契約が伸び悩む。陸前高田ほんまるは市と連携して情報発信を強化し市内外へのアプローチを進める。