暑さが一気に本格化。昨日は岩泉で35度を超すなど県内各地で真夏日を記録した。仙台管区気象台の東北1カ月予報によると、これから2週間は気温がかなり高い見込みだ

▼暑いと心配なのが夏バテ。ウナギの出番だ。栄養たっぷりで、香ばしい匂いが食欲をそそる。今日は土用の丑(うし)の日、夏バテ防止に食する人が増える。ただ、資源の問題も思い浮かぶ。ニホンウナギの稚魚の今期国内漁獲量は過去最低だ

▼そんな背景もあり環境省は「食べる方はできるだけ予約して、季節の行事を楽しみましょう!」と丑の日を前に公式ツイッターで呼び掛けたが、「絶滅に加担するのか」と批判を受けて削除した。食品ロス防止が趣旨だったのだが、難しかったか

▼資源問題はウナギに限らない。本県主力魚種の一つ、サンマも深刻だ。原因に乱獲が挙げられる。台湾や中国の漁獲量が急増した。先ごろ国際会合で漁獲枠導入が合意されたが、上限は高め。抜本対策は今後にかかる

▼一方、「先取り」する外国に対抗し、日本は従来の8~12月限定を改め今年は通年操業を許可。5月から出漁が始まった。ただ、サイズなどに厳しい評価も聞かれる。これからの脂の乗りに期待したい

▼大衆魚とされる魚の数々がいつか希少になってしまうかも。それは困る。ウナギを教訓に、今のうちに手を打つ必要がある。