甲子園常連校が、念願の夏連覇を果たした。第101回全国高校野球選手権岩手大会決勝は25日、盛岡市三ツ割の県営球場で行われ、第1シード花巻東が12―2と大船渡を圧倒、令和初の岩手の頂点に輝いた。大一番で見せた堂々のプレーにスタンドの応援団は歓喜。ナインは「岩手から日本一」の目標を胸に、真夏の聖地へ乗り込む。

 夢の舞台に迫った九回裏。大船渡の意地の反撃で1点を返されても、花巻東は冷静だった。大船渡の最後の打者の打球が遊撃手酒井直也(2年)のグラブに収まると、一塁側スタンドは色とりどりの紙テープが宙を舞い、うれし涙と笑顔であふれた。

 同校女子初の応援団長として、りりしい袴姿で試合を見守った小川蓮菜(はな)さん(3年)は「佐々木朗希投手のいる大船渡は強敵で、不安もあった」と本音を吐露。クラスや寮が同じ選手も多く、努力する姿を近くで見てきており「今までで一番輝いていた。甲子園でも自分たちのプレーをして、日本一の夢をかなえてくれると信じている」とたたえた。