県流通課は24日、首都圏のシェフ2人を招き、県内果物や畜産などの生産現場を回る視察ツアーを行った。県産果実を使ったコース料理を考案してもらい、県産果実の知名度向上と販路拡大につなげる。

 神奈川県のパティスリー「MAISON GIVREE(メゾンジブレー)」の江森宏之シェフ(44)と東京都のフレンチレストラン「La Paix(ラペ)」の松本一平シェフ(44)が参加した。

 サクランボやリンゴ、ラズベリー9種などを育てる盛岡市三本柳のサンファームでは吉田聡専務取締役(51)が説明。江森シェフは「品種の要望にこれほど応えてくれるところはない」と感心した。

 ブドウを栽培する紫波町赤沢のあかざわせがれ倶楽部(くらぶ)では、事務局の吉田貴浩さん(40)が「果実の生かし方を再考する貴重な機会になった」と意義を確かめた。

 視察は25日まで。松本シェフは「冷涼な岩手ならではの魅力を生かし、新しい切り口で料理を考案していきたい」と意気込む。10月には東京で、2人のシェフが手掛けたコース料理を発信する知事トップセールスを行う。