4回戦以降は2桁安打と打線の調子が上向きの花巻東と大船渡の絶対的エース佐々木朗希(3年)が激突する。昨秋の新チーム結成以降、初めての顔合わせ。終盤まで1点を争うロースコアの接戦が予想される。

 花巻東はチーム打率3割1分3厘で打線に切れ目がない。1番向久保怜央、2番高橋凌(ともに3年)は出塁率が高く、中村勇真主将(3年)、水谷公省(2年)ら中軸で計20打点と好機を生かしている。佐々木から連打は難しく、機動力を生かして得点できるか。

 投手陣は主戦西舘勇陽(3年)が立ち直り、準々決勝、準決勝と好投。中森至(同)、佐藤靖友(同)ら試合をつくれる投手が控える。佐々木から大量得点は見込めず、粘り強く投げたい。

 大船渡はチーム打率3割4分5厘とバットが振れている。今大会は長打が少ないが、勝負強さが光る。打率5割5分の1番及川恵介(3年)や準決勝で2安打の木下大洋(同)が打線をけん引。試合序盤から得点する試合が多く、決勝も先手を取りたい。

 投手陣は準々決勝で大和田健人、和田吟太(ともに3年)が好投し、佐々木を温存できた。佐々木は「だいぶ回復した」と準決勝で快投。決勝も防御率0・62のエースが連投しそうだ。