久慈市侍浜町の堀切墓地(約80基)で、墓石や卒塔婆など少なくとも14基にエメラルドグリーンやピンクのスプレーのようなものが吹き付けられていたことが23日、分かった。久慈署が器物損壊の疑いで捜査を進めている。

 現場はJR八戸線の侍浜駅から東に約200メートル離れた住宅地の一角。墓地は県道沿いの丘の上にあり、道路側からは見えにくくなっている。近隣住民によると、日中は車通りがあるが夜間は人の目が届きにくいという。

 22日午前10時ごろ、近所に住む70代男性が周辺の草刈りに訪れたところ、墓地に隣接する水くみ場の小屋に黄色とピンクのスプレーのようなものが吹き付けられているのを発見。墓地内でも地蔵がエメラルドグリーンに塗られたり、墓石の土台にピンクの線が引かれているのを見つけ、住民らでつくる堀切墓地管理委員会(長代嘉太郎委員長)の大芦栄一郎副委員長(73)が同署に通報した。大芦副委員長が21日昼に現地を訪れた時は異常がなかったという。

 近隣住民によると、墓地の敷地内には約2メートル四方のブルーシートと折り畳みテーブル、CD数枚、傘、給油ポンプなどが放置されていたが、スプレー缶は見当たらなかった。大芦副委員長は「どうしてお盆前にこんなひどいことをするのか」と憤る。