【本紙特派員・斎藤孟】大谷翔平(花巻東高)は四球だった7月14日の第1打席以外は7打席でファーストストライクをスイングした。先輩左腕に対し「甘い球は逃さない」と言わんばかりの積極性を発揮した。

 一方、四球を選んだ打席では、菊池雄星(花巻東高)の外角攻めに対し決してボール球に手を出さなかった。わずかボール1個や半個の際どいところを見極めた。見逃し三振となった21日の第1打席もフルカウントまで持ち込んだ。

 「どのカウントでも甘い球は打ちにいくし、ボール球には手を出さないことを100パーセントできる打者がいいバッター」と選球眼を重視。好調時こそ球の見極めは鋭く、菊池との対決でもそうだった。

 エンゼルスは1、2番が打ち取られても、大谷が3番にいることで簡単に攻撃が終わらない。菊池との対戦を通しても背番号17の存在感が際立った。左投手を苦にせず、150キロ台の直球も本塁打にするパワーを持つ大谷も、菊池の150キロ台の直球には空振りさせられた。ただ、本塁打、フェンス直撃の二塁打とも、大谷の打球で一番伸びが出る左中間へ運び、持ち味も披露した。

 「結果はやれば出るもの。来年も(対戦が)あると思うので、次に生かせればいい。チームとしてはいい感じで攻略できているのでよかった」と手応えを語った。