花巻、北上、奥州の各署と県警交通機動隊などは、見通しが良く信号のない交差点で発生する、出合い頭の「田園型事故」の防止活動を始めた。22日は北上市和賀町藤根の市多目的催事場駐車場で開始式を行い、署員らは注意喚起に向けて気を引き締め、パトカーなどによる街頭啓発を行った。

 同事故予防の取り組みは初めてで、開始式には各署員や同市の交通安全団体のメンバーら25人が参加。奥野淳北上署長は「関係機関が情報共有し、事故防止活動によるこれまで以上の効果を期待する」、県警の佐々木雅夫交通部参事官兼交通企画課長が「徹底した街頭活動の強化をお願いしたい」とあいさつした。

 同隊県南分駐隊の小山大輔巡査部長(33)が活動開始を告げ、参加者は白バイやパトカーに乗り込み出発した。年末まで花巻、北上、奥州各市の国道4号西側平野部で▽一時不停止の指導取り締まり強化▽赤色灯を点灯させたパトカーによる警戒▽広報などによる個別指導-などを行う。

 県警交通企画課によると、2014~18年の5年間で県内の出合い頭の死亡事故、重傷事故の合計341件のうち奥州市での発生は67件(19・6%)、花巻市は64件(18・8%)、北上市は34件(10%)と割合が高い。国道4号西側平野部での発生が多い。