21日投開票の参院選岩手選挙区(改選数1)で、当選した野党統一候補の新人横沢高徳氏(47)は県内33市町村のうち9市町で最多得票だった。これに対し、敗れた自民党現職の平野達男氏(65)は24市町村。県北部や沿岸部で平野氏が強みを示したが、有権者の多い盛岡市以南の市部を中心に票を固めた横沢氏に軍配が上がった。

 横沢氏は衆院岩手1区の3市町全てで最多得票を獲得(得票率53・8%)。有権者数が県内で最も多い盛岡市で53・49%を得票し、平野氏に1万5414票を付けた。これは全体の票差とほぼ重なり、県庁所在地の選勢が結果を左右したといえそうだ。

 衆院岩手3区では北上市、西和賀町を除く5市町で最多得票を獲得(同50・9%)。小沢一郎衆院議員の地元奥州市は平野氏に8119票上回り、3区内で最も差を付けた。

 一方、沿岸部を含む衆院岩手2区は平野氏が全体の52・1%を得票。元復興相の知名度を背景に2区内全23市町村のうち、滝沢市を除く22市町村で最多得票となった。中でも葛巻町、山田町、普代村、野田村では得票率が60%を超えた。

 NHKから国民を守る党の新人梶谷秀一氏(53)の市町村別得票率は2~5%台で、最高は滝沢市の5・92%だった。県内で活動せず、動画投稿サイト・ユーチューブを通じて主張する独自の戦いを展開した。