参院選岩手選挙区(改選数1)で野党統一候補の新人横沢高徳氏(47)が自身の車いす生活を基に「強くやさしい日本」の実現を訴えて初当選した。一夜明けた22日、岩手日報社など報道各社のインタビューに答え、国政への決意や活動方針を語った。

 -現職との激戦を制した。国政に臨む抱負を聞かせてほしい。

 「多くの方に支えられ、力を合わせてつくり上げた選挙戦で、中盤から後半にかけて支援の輪が広がる手応えを感じた。県民の思いをしっかり受け止め、初心を忘れず、ぶれずに真っすぐ国政に思いを届けたい」

 -重点的に取り組みたい政策は。

 「震災復興、国際リニアコライダー(ILC)の実現、そして1次産業だ。人口減少対策として冬季スポーツ活性化やスポーツによる観光産業にも取り組む。地方で社会問題になりつつある高齢者の免許返納問題は、返納しても困らないように生活交通の議論が早急に必要だ」

 「全ての人に優しい社会やまちづくりは党派の枠を超えて取り組むべき課題だ。例えば、今ある道路や建物は高度成長期につくられたものが多い。(構造の)基準や制度を時代に合った内容に変える必要があり、自分の視点で気付くことは声を上げていきたい」

 -今回の参院選では、他にも車いすの候補が当選した。

 「障害のある当事者が政治に参加するのは非常に意味がある。まずは国会が変わり、そして国や社会が変わり、皆さんの生活が変わる」

 -無所属で当選したが、今後いずれかの政党に所属する考えは。

 「今のところは未定。支えてくれた皆さんと話し、今後考えたい」