第101回全国高校野球選手権岩手大会第9日は21日、盛岡市の県営球場と花巻市の花巻球場で4回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろった。大船渡は第2シード盛岡四を破り、7年ぶりに8強入りした。

 大船渡は延長十二回に佐々木朗希(3年)の2点本塁打で勝ち越し。佐々木は大谷翔平(エンゼルス)が花巻東時代に2012年の岩手大会準決勝で計測した高校公式戦最速タイの球速160キロを八回に記録した。

一戦一戦、最後の試合になるかもしれない

 一瞬だけ甲子園を忘れた。かけがえのない仲間と激闘を制した喜びが背番号1の涙に表れた。大船渡の主戦佐々木朗希(3年)が今大会初めて見せた全力投球。土壇場でリードを守れなかったエースの意地が勝ち越し2ランにつながった。

 「一戦一戦、最後の試合になるかもしれない」。仲間との最後の夏、常に見せる笑顔は覚悟の証し。佐々木の足跡が令和の新伝説となる。

(小田野)