西武10―3オリックス

 悩める主砲が鬱憤(うっぷん)を晴らす一発を放った。西武の山川穂高(富士大)が2年連続で両リーグ30号一番乗りとなる逆転3ラン。貴重な一発でチームを3位に浮上させ「久々に得点圏で本塁打が出たので良かった」と笑みがこぼれた。

 後半戦に入り5試合で計2安打と不振だった。四回に18打席ぶりの安打が出て迎えた2―3の六回無死一、三塁。比嘉に対し「今の状態では狙って本塁打は打てない。来た球を打つだけ」と、追い込まれながらも外角スライダーを、両腕を伸ばして捉えた。強烈な打球は左中間席への後半戦初アーチとなり「打った瞬間の手応えは完璧」とうなずいた。

 メットライフドームでの本塁打は6月6日以来。本拠地が得意との意識は強く「去年はここに帰ってくれば絶対打てると思っていた。今年はここで少ないのは気にしていた」と言う。もやもやを吹き飛ばし「このいい感覚が自分のものになりそうだし、なってほしい」と願った。