八幡平市の横間地区に伝わる市指定無形民俗文化財の横間虫追い祭りは21日、同地区で行われ、五穀豊穣(ほうじょう)や地域の発展を願い約100人の行列が地域を練り歩いた。

 地元住民でつくる保存会(畠山正徳会長)が主催。地域の悪い虫や悪霊を払うとされる男女1対のわら人形を担ぎ、1時間ほどかけて地域を歩いた。太鼓を打ち鳴らし、旗を掲げた参加者は「五穀豊穣、稲虫払え、豊作祭りや」と威勢の良い掛け声を響かせた。

 祭りは1783(天明3)年の大飢饉(ききん)をきっかけに始まったとされる。同保存会では参加者の減少を受け、2016年度から岩手大の学生サポーターを受け入れるなどして祭りを継続。本年度は周辺地区の支援も受けて実施した。