一関市田村町の世嬉の一酒造(佐藤航(わたる)社長)は17日、来月中旬に新発売するトマトを使用したビールの醸造を開始した。一関産のトマトをふんだんに使ったほどよい酸味と甘味が特長で、季節を感じる味の提供を目指す。

 同市田村町の同社内にあるいわて蔵ビール工場で、佐藤社長(47)らが仕込み作業を行った。いわて平泉農協の協力で仕入れた50キロのトマトを洗い、へたを取りネットに入れて麦汁で満たされた煮沸釜に投入した。

 ビールの名称は「真っ赤なトマト~トマトエール~」。今回は2千リットルを醸造し、半分をビアバーなどにたるで出荷。残りの半分は330ミリリットルボトル入りにして限定3千本販売する。価格は1本500円(税別)で、同社の通販サイトなどで購入できる。来月、同市で開催する全国地ビールフェスティバルでも提供予定だ。

 佐藤社長は「地元産の素材を使ってビールを造ることで、岩手の素晴らしさをアピールしたい。来年以降は出荷やトマトの量を増やしたい」と意気込む。