国際リニアコライダー(ILC)の誘致実現を目指す岩手県南、宮城県北の推進8団体は17日、一関市内のホテルで初の連絡会議を開いた。日本政府による誘致の可否判断が迫る中で県境を越えて同志が結束し、機運醸成の取り組みを展開する。

 関係団体の約30人が出席。東北ILC推進協議会の宇部文雄代表補佐は「文部科学省が3月に国際会議の場で『ILCに関心がある』と表明した日を起点に、状況がかなり動きだした。各地の結束をさらに強め、誘致実現に取り組んでいきたい」と訴えた。

 各団体は非公開で活動状況を報告し、意見交換した。同協議会によると、出席者からは「あらゆる機会を通じて、一層活発にPRする必要がある」といった意見が出た。

 連絡会議は今後、2カ月に1度のペースで開催。機運醸成を図るシンポジウムの企画などを想定しており、今後活動内容を詰める。ILC実現を熱望する住民の会(一関市、平泉町)事務局を務める一関商工会議所の菅野佳弘参事は「各団体と直接、情報交換ができて非常に良い。地域の熱意を発信するため歩調を合わせていく」と抱負を語る。

 住民の会以外の連絡会議の構成団体は次の通り。

 奥州市ILC推進連絡協議会 大船渡市ILC推進協議会 気仙地区商工団体連絡会 陸前高田市ILC誘致促進協議会 栗原市ILC誘致推進協議会 登米市ILC誘致推進協議会 気仙沼市ILC推進協議会