第101回全国高校野球選手権岩手大会第5日は16日、盛岡市の県営球場などで2回戦8試合が行われた。

 大船渡は佐々木朗希(3年)の投打にわたる活躍でコールド発進。35年ぶりの甲子園出場に向けて一歩を踏み出した。

 「4番・投手」で出場した佐々木はまず打撃で貢献した。初回1死一、二塁から先制の2点三塁打を放ち、チームに勢いを与えた。打線は五回までに長打6本を含む17安打で14点を奪った。

 投手としては過密日程を見据え、球速よりも制球を重視した。最速は147キロ。周囲が期待する剛速球はなかったが、変化球を織り交ぜてテンポ良く打ち取り、2回を19球で完璧に封じた。

 佐々木は「負けたら終わりということですごく緊張していたが、一回に点数を取ることができてちょっとほっとして、楽しく投げられた」と充実感をにじませた一方、「一戦一戦、目の前の試合を戦って、あと5勝をみんなでできたら」と優勝を見据えた。

 国保陽平監督は「(佐々木は)相手打者を見て効果的な投球ができた。今日のことは忘れて選手の状態を上げたい」と力を込めた。