盛岡市大沢川原の盛岡医療福祉専門学校(龍澤正美校長)は14日、地域住民と初の合同避難訓練を行った。北上川の氾濫や浸水を想定し、住民の避難誘導、停電状態での炊き出し体験などを実施。学生らは訓練を通じ、連携と備えの大切さを確認した。

 同校の学生約150人と地元の大沢川原町会(佐藤紀彦会長)の有志19人が参加。大沢川原は中津川や北上川が近くにあり、浸水の危険性が高いとされている。今回は5階建てで緊急時避難が可能な同校が3階まで浸水したと想定。市危機管理防災課の指導の下、学生らが住民により高い階への避難誘導を行った。

 停電を想定し、カセットコンロを使った炊き出しを体験。1人分ずつのコメと水をビニール袋に入れ、鍋で炊いた。学生と住民が出来上がったご飯を一緒に食べ、防災について語り合った。

 同市大沢川原の主婦鈴木宏美さん(40)は次女の実彩(みさ)ちゃん(2)と参加。「ビニール袋で調理ができることを初めて知った。子どもを連れて避難する方法を確認できて良かった」と振り返った。

 同校社会福祉学科2年の鈴木晃一さん(19)は「実際に災害が起きたら、今回のように対応できるか分からない。日頃から気を引き締め、備えを万全にする」と誓った。