大地を震わす熱いビートが種山高原にこだました。10回目のケセンロックフェスティバル(同実行委主催)は13、14日、住田町世田米の種山ケ原森林公園イベント広場で開かれた。東日本大震災で一時中断を余儀なくされたが、アーティストや観客の熱望で再開。今回は、継続を後押ししてきた19組が熱演した。

 13日は沈む夕日を背にMAN WITH A MISSION(マンウィズアミッション)が締めくくり、聴衆の盛り上がりも最高潮に達した。14日はMONOEYES(モノアイズ)や宮古市出身のシンガー・ソングライター村松徳一さんら10組が登場した。

 同フェスは、大船渡青年会議所が2008年に開催した大船渡ロックフェスティバルを引き継ぎ、09年に初開催。実行委は気仙地方の若者有志で構成し、震災で被災したメンバーもいた。11年は開催を断念したが、過去の出演者らが支援金を集めるイベントを開くなど物心両面の支援を受け、翌12年に復活した。

 大船渡ロックフェスから毎回出演し、後援にも名を連ねるthe band apart(ザ・バンド・アパート)の荒井岳史さん(40)は「10年も続いたのはそれだけの魅力があるから。大船渡には昔から来ていたし、震災後もライブを開くなど支援させてもらった。今後も出演し続けたい」と思いを寄せる。