核兵器廃絶と平和な世界の実現を目指す第22代高校生平和大使の斉藤愛(まな)さん(盛岡三2年)と佐藤優水(ゆみ)さん(花巻南2年)は14日、釜石市鵜住居(うのすまい)町の震災伝承施設、いのちをつなぐ未来館(村上清館長)を訪れ、震災の教訓を学んだ。

 同館に勤務し、自身も高校生平和大使を務めた菊池のどかさん(23)が、釜石東中時代に経験した震災時の状況を説明。犠牲者の中には避難したくてもできなかった震災弱者がいたことや、将来の防災のために経験者が語り継ぐことの大切さを強調した。

 平和大使の2人は真剣なまなざしで耳を傾け、ノートにペンを走らせた。

 大槌町出身の斉藤さんは大槌小2年の時に震災が発生し、自宅が流失。斉藤さんは「怖い思いをしたことは覚えている。経験者だからこそ伝えられることがあると信じて、震災について学び続けたい」と語った。

 佐藤さんは「原爆も震災も犠牲者の無念は共通している。命の重みを心に刻み、平和大使の活動をしていく」と決意した。