東日本大震災の津波で全壊した釜石署、沿岸運転免許センター、県警交通機動隊沿岸分駐隊の新庁舎が完成し、県警は12日、庁舎内を報道陣に公開した。震災から8年4カ月。震災で被災した本県の警察施設の再建は全て完了した。署員らは16日から念願の新庁舎で業務を開始し市民の安全と安心を守る。

 新庁舎は仮庁舎から約200メートル南側で、釜石市中妻町の旧昭和園グラウンドに再建。敷地面積は1万3642平方メートル、延べ床面積約5650平方メートルの鉄筋コンクリート造り4階建て(一部2階建て)。一般駐車場は103台。仮庁舎にはなかった留置施設と道場も完備した。事業費約39億5千万円。

 津波浸水区域外に再建した新庁舎は発電機や給排水設備を備え、災害時は対策拠点としての役割も期待される。勤務するは署員ら計107人。