釜石市は10日の市議会議員全員協議会で、同市鵜住居(うのすまい)町に建設中の市民体育館の工期を当初の7月末から9月末に延長すると説明した。同市で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)時にボランティアらの休憩所としての活用を想定しており、建物本体はW杯開幕前の8月末までに完成、9月上旬には一部使用を開始する方針だ。

 工期は61日間延長。市によると、全国的な鉄骨の供給不足の影響による部材変更などで工事費は当初の20億8328万円から24億6977万円に増額する。

 同日は実施設計・工事監理の業務を担う企業担当者も出席し、大幅増額や書類提出の遅延について「発注者の市や施工会社とのコミュニケーション不足でこのような事態に至り、重く受け止めている」と謝罪。

 議員からは市当局や企業に対し「コミュニケーション不足だけで済む問題か」「工程監理などそれぞれに問題がある」などと指摘する意見が出た。野田武則市長は「不手際があったのは事実で市の責任は重い。おわびする」と述べた。