花巻市のバレーボールスポーツ少年団、東和フェゼンツ(菊池務監督、30人)は、第39回全日本バレーボール小学生大会(8月6~9日、川崎市など)の男女混合の部に出場する。昨年10月、がんのため44歳で死去した伊藤聡・元コーチへの思いを胸に、抜群のチームワークで初めての全国の舞台で躍動しようと闘志を燃やす。

 フェゼンツは東和小で週3回練習。全国に出場するのは東和、花巻、矢沢小の6年生で男子7人、女子4人。本年度は男女の実力が充実し、融合してさらにチーム力を高め全国大会を目指そうと指導陣で話し合い、混合チームをメインにすることに決めた。17チームが出場した県大会(6月)の混合の部に初出場し初優勝を果たした。

 伊藤・元コーチはチームを離れる昨年9月まで約7年間コーチを務めた。社会人チームで全国大会に出場した経験があり、生前に「選手を全国に連れて行きたい」と語っていたという。伊藤・元コーチにとって「最後の教え子」だったという現在の6年生が思いをかなえた格好だ。

 選手や菊池監督(45)らは8日、花巻市花城町の市役所を訪問。上田東一市長から激励を受けた鈴木琉斗主将(東和小6年)は「サーブで攻めレシーブでつないで全員で点を取りたい」と意気込む。