第64回東北六県囲碁大会(岩手日報社など東北5新聞社主催)最終日は30日、福島市の民報ビルで3~5回戦を行った。本県は強豪宮城に土をつける4勝1敗で準優勝し、来年の地元開催へ弾みをつけた。初出場の小野拳六段(25)=金ケ崎町=が個人戦の副将戦で全勝優勝を飾り、熊谷将人六段(35)=宮古市=は先鋒(せんぽう)戦で3位だった。

 秋田との3回戦で、大将渡辺健六段(51)=盛岡市=は中央での激しい空中戦を展開し、粘るも及ばなかった。副将小野六段は中盤の難所も緩みなく応じて勝ちきった。先鋒熊谷六段は終盤までしのぎ切り、僅差で勝利をものにした。

 宮城との4回戦は、大将渡辺六段が、相手の堅実な着手により徐々に押し切られたものの、副将小野六段が大乱戦の力比べを制した。先鋒熊谷六段は苦しい時間が長かったが、相手のミスを誘って勝った。

 青森との5回戦では、大将渡辺六段が大きく構えた自陣に踏み込まれ、攻める展開になったがうまくかわされた。副将戦は、小野六段が中央に厚みをつくり押し切った。先鋒戦では熊谷六段が、難しい戦いが続くも勝機を得た。

 本県監督の佐藤昌作六段(62)=盛岡市=は「考えられる中で一番いい結果になった。この勢いで来年の地元開催での優勝を目指したい」と気勢を上げた。