文部科学省と県教委は6日、盛岡市志家町のサンセール盛岡で学校安全担当者研修会を開いた。全国で子どもが命を落とす事件や事故が相次ぐ中、教職員は想定外の事態も含む学校現場での対策を確認。県教委や県警の講師は、集団登下校時や人の少ない山間地など、事件や事故と縁遠いと考えられがちな状況や場所でも警戒するよう訴えた。

 県内の公立小中高、特別支援学校の教員ら231人が出席。防犯・交通安全、熱中症予防などのテーマで行った。

 県教委保健体育科の平沢恒子指導主事は、川崎市で登校中の児童らが殺傷された事件を受け「これまでは防犯対策として児童を1人きりにしないことが求められたが、集団登下校時の安全も確認する必要がある」と指摘。最悪の事態を想定した安全点検や、事前の備えを呼びかけた。

 県警生活安全企画課の中村亜貴子課長補佐は児童生徒の犯罪被害例を紹介。鹿児島県で登校中の女子中学生が襲われた現場は山間地だったことから、人口が少ない地域でも「子どもを狙う犯罪を人ごとと思ってはいけない」と強調。県内の女子中学生がわいせつな画像の送付を強要された事例など、インターネットを通して子どもが遠方からの犯罪に巻き込まれる現状にも触れた。