遠野市の遠野西中(中野善文校長、生徒112人)は5日、同校で視覚障害者5人制サッカー体験会を開いた。2020年東京パラリンピックに向け、来月4~17日に市内で事前合宿を行う同競技ブラジル代表との交流を前に、全校生徒が共生社会の在り方を考えた。

 昨年度から同競技の課題研究に取り組む遠野高の2、3年生有志28人が講師役を務めた。遠野西中の生徒は先輩の助言に真剣に耳を傾け、具体的指示が重要な障害者誘導の方法や、目隠しをしたドリブルとシュートのこつを学んだ。

 千葉大翔(だいと)さん(遠野西中2年)は「視界が閉ざされると恐怖を感じたが、人の声が聞こえると安心した。相手の気持ちを考えた丁寧な言葉遣いを大切にしたい」と理解を深めた様子。

 体験会の進行役を務めた高橋悠斗さん(遠野高3年)は「共生社会の入り口の一つがスポーツ。自分たちにはその意義を多くの市民に伝える役割がある」と意識を高めていた。