米大リーグ、マリナーズの菊池雄星投手(27)は、県内の全小、中、特別支援学校約500校へ自身が大リーガーになるまでの軌跡を記した書籍「菊池雄星 原点」(岩手日報社発行)を寄贈する。4日は母校の盛岡市西見前の見前小(遠藤耕生校長、児童488人)で贈呈セレモニーを実施。子どもたちへ高い目標に向けて諦めず努力を重ね、憧れのマウンドに立った経験談と夢を持ち続ける大切さを伝える。

 セレモニーは同校体育館で行われ、全校児童が出席。菊池投手の国内での活動を調整する代理人、佐藤隆俊さん(52)は「夢が大きいほど努力や苦労も大きくなる。そこにどう向き合ったのか、本が少しでもみんなの力になればいい」との菊池投手のメッセージを紹介し、10冊を贈った。

 同校では校内の掲示板に岩手日報の新聞記事などを飾って応援。菊池投手が所属した見前タイガース主将の和田秀成君(6年)は「優しさ、思いやりを感じた。努力を見習い、素晴らしい選手になりたい」と感謝した。

 寄贈は各校1冊を基本に近く発送する予定。書籍は花巻東高、プロ野球時代などのエピソードを詳しく掲載する。A4判104ページ、オールカラー。