【本紙特派員・小田野純一】思わぬ場面で先輩と「再会」した。エンゼルス・大谷翔平(花巻東高)は徹底した外角攻めにノーヒットに終わったが、七回に四球を選んで5試合連続の出塁。試合中に相手選手に促され、高校の先輩の菊池雄星を見つめる一幕もあった。

 3-3の七回2死一塁からトラウトが盗塁し、好機の場面で四球を選び後続につないだ。一塁上で手袋など付け替えていると、菊池と仲が良い一塁手のボーゲルバックが大谷に声を掛けて一塁ベンチを指さした。

 視線の先には「やめろよ」と言わんばかりに指を差し返しながら笑っているマリナーズの背番号18。花巻東高出身のつながりは、同僚にも広まっていた。

 九回の第5打席で1度は内野安打の判定となったもののリプレー検証でアウトに覆り、5試合ぶりの無安打。第4打席までは全球外角で、相手バッテリーの徹底した配球に苦戦した。

 試合前はキャッチボールを行い、これまで最長となる150フィート(約46メートル)で90球を投げるなど調整は順調。日本ハムで同僚だったバースとも談笑した。バースは「大谷の笑顔が見られて良かった。英語を話せるかは分からないが理解はしていた」と語学力の向上に驚いた様子だった。