岩手労働局(小鹿昌也局長)は28日、2019年3月卒の県内高校生就職状況(5月末現在)を公表し、就職率が21年ぶりに100%を達成した。県内就職割合も69・0%と過去15年で最高。求人数が就職希望者を大幅に上回る状況が続く中、20年3月卒業予定の高校生対象求人も高水準になると見込まれ、激しい人材獲得競争が続きそうだ。

 19年3月卒の高校生の就職者、希望者はともに3045人(うち県内2102人)で、前年同期に比べ就職者が42人(同125人)、希望者が41人(同124人)増加。県内就職者割合は3・2ポイント上昇し、01年3月卒(72・6%)以来の水準となった。

 18年度は北上市に新工場を建設中の東芝メモリ岩手の大量求人もあり求人数が6491人と、調査を開始した1996年度以降3番目に多かった一方、就職希望者は半数以下。19年度も28日現在の速報値で求人受理数5028人(前年同期比336人減)と例年に比べ極めて高い水準にある。少子化が進む県内にあって就職希望者の大幅増は見込めず、人材確保の競争激化は避けられない状況だ。

 本年度の求人情報の学校・生徒への公開開始は7月1日、選考開始は9月16日。小鹿局長は「学校と企業が情報交換できる場を設けるなど、県内就職促進に向けてきめ細かく支援したい」としている。