函館税関は28日、花巻空港を税関空港に指定すると発表した。指定により同空港を利用して今後、海外と貨物の輸出入が可能になる。生鮮品などを短時間で発送でき、新たな物流ルートとして期待される。指定日は7月1日。

 花巻空港には現在、台湾と中国・上海の国際定期便2路線が就航しており、入国旅客数が増加していることが税関空港指定の背景にある。今後は国際便を利用して貨物の輸出入が可能になる。実際に輸出入する場合は外国貨物の積み降ろしや保管をする倉庫の整備などの準備も必要となる。

 台湾便が就航した昨年8月以降、県には県内企業から花巻空港を利用した輸出ができないか相談も寄せられているという。ウニなどの生鮮品は半日でも早く届けることで鮮度が保たれることから、県内空港を利用した輸出には一定の需要が見込まれる。