【アナハイム共同】米大リーグは27日、各地で行われ、エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)がアナハイムでのアスレチックス戦に「3番・指名打者」でフル出場し、三回に左中間に10号2ランを放って4打数1安打2打点、1得点3三振だった。

 日本選手でメジャー1年目からの2年連続2桁本塁打は松井秀喜、井口資仁、城島健司、福留孝介に続いて5人目。チームは8-3で勝ち、4連勝とした。

10号到達、昨季上回るペース

 技ありの一打だった。2-1の三回1死一塁、エンゼルスの大谷は右腕の内角低めの速球を巧みに捉えると、今季8本目の中堅から左翼へのアーチとした。オールスター戦で本塁打競争出場が取り沙汰される中、同僚の主砲トラウトの「彼は恐らく勝つ。リーグでも屈指のパワーがある」との言葉も実証した。

 打線はさらに3点を追加した。遊撃手シモンズが復帰し、開幕後初めてベストメンバーとなり、オースマス監督は「1番から5番まで切れ目のない打線」と得意げに話したが、大量点の口火を切ったのは大谷だった。

 一方、その他の3打席は全て三振だった。六回2死二、三塁では見逃し三振の判定に手を振り、何度もボールとアピールした。本人は試合後も納得できなかったのか、取材対応はなかった。

 44試合目での10号到達。22本塁打を放った昨季の58試合目より14試合早い。チームはこの日が82試合目でシーズンを折り返したばかり。2004年にヤンキースの松井秀喜が記録した日本選手最多の31本塁打の更新に期待が膨らむ。

(アナハイム共同=松下裕一)