北上市と関係事業者などは25日、同市内でシェアサイクルの実証実験を始めた。JR北上駅や展勝地など市内8カ所にポート(拠点)を設けて電動アシスト自転車を置く。予約や支払いは、スマートフォンでできる手軽な方法を採用。自転車は各地でインバウンド(訪日外国人客)にも親しまれており、観光地や商業施設へ誘客を促す新交通システムとして期待される。

 市役所で事業に携わる高橋敏彦市長、盛岡市でシェアサイクル事業を行うリコネクトリレーションズの富樫建社長、北上観光コンベンション協会の八重樫守民会長が協定書を交わした。

 企業、観光団体、行政が連携した実験は県内初。市はポート、同社は自転車やシステムを提供し、同協会はサイクリングコースも含めた地図を製作する。実験は2021年5月末まで。12~3月は冬季休業する。

 ポートは北上駅東西口、市役所、展勝地レストハウスに開設。7月中旬をめどにさくら野百貨店北上店、パル、鬼の館、さくらホールに拡大し、計20台を配置する。

 パソコンやスマートフォンのアプリで「ハローサイクリング」に登録すると誰でも24時間予約、利用できる。全車に衛星利用測位システム(GPS)を取り付け、貸し出し状況や充電状態を一括管理する。料金は15分ごとに80円、1日1500円。