久慈市山形町で山村生活体験施設バッタリー村を営む木藤古(きとうご)徳一郎さん(88)ら住民有志は24日、三陸鉄道(宮古市、中村一郎社長)に手作りのつえと、こまを寄贈した。木のぬくもりあふれる品で駅を彩り、三鉄で観光に訪れた乗客らに使ってもらう。

 三陸鉄道久慈駅前で寄贈式を行った。木藤古さんを中心に製作する岩手久慈杖(つえ)っこの会(中戸鎖征夫(ゆきお)代表)と、木藤古さんの作ったこまに絵を描く夢独楽(こま)応援隊(高谷淳子代表)が出席。中村社長(63)に作品を贈った。

 つえは久慈、宮古など5駅に15本ずつ計75本を置き、無料で貸し出す。さまざまな間伐材で作り、クルミの飾りや「三陸鉄道」などの文字を彫り込んだ。こまには海女などが描かれ、久慈駅に7個を飾る。

 木藤古さんは「『心のつえ』になるように、宮沢賢治の言葉も彫った。楽しんで使ってほしい」とほほ笑む。