奥州市内のスポーツ少年団などで柔道の指導に励む会社員菊地晃さん(39)=同市江刺岩谷堂=と、同三上雄貴さん(30)=同市水沢字小石田=は、講道館など主催の全日本柔道形競技大会(10月27日、東京都)に初出場する。今月中旬に盛岡市で行われた東北予選を制して出場権を獲得。技の正確さや美しさに磨きをかけ、上位入賞を目指す。

 2人は、背負い投げやともえ投げなど15の技がある「投の形」の部の東北代表として全国大会に出場する。技を仕掛ける取りを三上さん、受けを菊地さんが担う。菊地さんが監督を務める江刺柔道スポ少の練習に合わせ、週3回各1時間半の稽古を積み、毎回100本以上の技を確かめ合う。

 ともに勤務先のサンケイ商会(金ケ崎町)の柔道部に所属。団体戦の県実業団大会で優勝、個人でも菊地さんはアジア大会の30~34歳の部73キロ級で優勝、三上さんも奥州・東水沢中時代に県大会で優勝した実績を持つ。24歳から形の競技に取り組む三上さんが、2年前に先輩の菊地さんを誘いペアを組んだ。

 菊地さんは「指導する小学生は7月に全国大会の予選を控えているので、いい刺激になったと思う」と胸を張り、中学時代に全国大会の出場権を獲得したものの右肘の亜脱臼で辞退した三上さんは「全国の舞台に立つのは長年の夢だった。自分たちの形をつくり、8位以上を目指したい」と気合を入れる。