2020年度からの新学習指導要領に盛り込まれる小学校のプログラミング教育に向け、紫波町教委などは24日から、同町高水寺の古館小(畠山晃校長、児童460人)で模擬授業を始めた。町教委によると、県内ではこれまで単発の模擬授業はあったが、今回は6年生対象に全10回実施する予定だ。同教育に向けて現場からは教員の指導法や機器整備への不安も漏れる。町教委などは県内に先駆けた取り組みを通して、指導法の確立と普及に役立てたい考えだ。

 初回は同町教委学校教育課の坂本大(ひろし)課長が、21人に授業。同校の教諭ら約10人が参観する中、「情報化社会の未来とプログラミング」と題し、動画でビッグデータや人工知能(AI)を使った将来の生活を紹介した。図に描いた車が目的地まで進むようにプログラムする基礎学習も行った。

 複数のプログラムを考えた山影匠璃(しょうり)君は「答えが一つではないところが面白い。もっと知りたいと思った」と刺激を受けていた。

 授業は11月末まで行い、坂本課長が6回、県立総合教育センターの指導主事が4回担当。県内の情報技術関連企業や県立大、同センターなどが協力して教材開発、カリキュラム作成を進める。検証しながら町内外への普及も図る。