遠野、花巻両市にまたがる薬師岳(1645メートル)登山道の一角にヒカリゴケが自生し、エメラルドグリーンに輝く神秘的な様子が登山者を楽しませている。

 洞窟や岩陰など暗く湿った環境に生えるヒカリゴケは、原糸体のレンズ状細胞がわずかな光を反射することで光って見える。

 24日に現地を訪れた遠野市松崎町の写真愛好家・多田頼申(よりのぶ)さん(65)は「見ごろには少し早いが、繊細で美しい」と何度もシャッターを切った。

 ヒカリゴケは北海道や本州の中部地方以北の冷涼な地域に分布。薬師岳では例年6~9月ごろ、中腹より森林帯の岩場の陰で見ることができる。