普段は指名打者を務めるエンゼルスの大谷翔平(花巻東高)が、4試合連続となる代打で初安打を放った。どこで出番を告げられるか分からなくても「打席に行ったら普段と変わらない」と、一打席にかける思いは同じだった。

 1点差の試合中盤。1死一、二塁で「9番・投手」の打順で打席に立ち、左腕ウェブの変化球を右前に運んだ。満塁と好機を広げて上位打線につなぎ、1番ラステラの適時打で加点。攻撃で機能したことに加え「打席の中でどういう感じで見えているのかを学習できた」と、試合勘を養えたのもプラスだった。

 この3連戦では、カージナルスで黄金時代を築いたプホルスが、移籍後初めてセントルイスに帰還した。地元ファンの総立ちの声援に本塁打で応えた千両役者に「打つべきところでしっかり打って、やっぱりスターだな」と刺激を受けていた。

(セントルイス共同=松下裕一)