滝沢市内で児童が巻き込まれる交通事故が、例年を上回るペースで発生している。同市教委によると、前年度の発生件数は年間で3件だったが、本年度は既に5件。そのうち3件は救急車で搬送される事態となった。同市では今月、約5年3カ月続いた死亡事故ゼロが途切れたばかり。全国では子どもが犠牲になる事故が相次いでおり、関係者は幼い命を守るための啓発や安全対策の確認に力を入れている。

 大型トラックが頻繁に行き交う同市土沢の滝沢ふるさと交流館前の交差点。元気にあいさつしながら下校する滝沢小の児童を交通指導員やスクールガードが見守る。

 交通指導員で、スクールガードも務める同市土沢の阿部一雄さん(72)は「下校時は登校時より気持ちが緩むのか、ふざけながら歩く子どももいる。事故に遭うことがないよう支えとなり、成長を見守りたい」と強調する。

 同市教委によると、18日現在で児童が巻き込まれた事故5件の発生時間帯は、下校中2件、放課後2件、休日1件。全て道路横断中の事故で、歩行者と自動車の接触が4件、自転車と自動車の接触が1件だった。

 市教委は、子どもの緊張の緩みや疲れからの注意力低下などが事故を引き起こした可能性もあるとみて、学校への呼び掛けや街頭指導を強化する。