矢巾町の50代男性会社員が2月下旬から4月初旬にかけ、競馬の予想業者を名乗る男から電話を受け、情報料などとして約1千万円をだまし取られた。紫波署が詐欺容疑で捜査している。

 同署によると男性は男と面識がなく、2月25日に初めて携帯電話に電話があった。男は「着順を知るために現金が必要」などと言って計1千万円を要求。男性は相手の指定口座に、銀行やネットバンキングで十数回振り込んだ。その後、指示通り購入した馬券が外れ、男と連絡が取れなくなり、男性が今月14日に同署に被害届を出した。

 男は当初「競馬には着順が決まったレースがあり、今から当ててみせる」などといい、インターネットで放送したレースの着順を当てて男性に興味を持たせた。その後「地方レースの3連単で1400万円の配当が出るようにするので半額の700万円を払ってほしい」「配当の大きい中央競馬が狙い目で、着順を知るのにさらに300万円必要」などと連絡を続けた。同署は男が当てたのは、過去のレースだった可能性もあるとみて調べている。