盛岡市出身で米バーモント州在住の画家・翻訳家金子千保さん(54)は20日、八幡平市田頭の西根地区市民センターで講演し、自分らしい生き方や人生観を提言した。

 市民約60人が参加。金子さんは自宅で取り組む有機農業や、東日本大震災以降続けている原発の稼働停止を目指す活動などを紹介。最近は声楽にも励み、美しい歌声を披露した。

 金子さんは「農業は大変だが、労働が命につながっている実感がある。自分が大切とすることについて能動的に生きることが、心の幸せにつながる」と呼び掛けた。

 金子さんは旧西根町で生まれ6歳で盛岡市に移った。2008年から約3年間、岩手日報にエッセー「もう一つの北国 バーモントの人と土」を連載。毎年2回ほどの帰国に合わせて講演した。