いわて産業振興センター(盛岡市)と県は20日、盛岡市内のホテルで、県内企業へのモノのインターネット(IoT)導入促進に向けたスタートアップセミナーを開き、県内企業幹部が先進事例を紹介した。

 県内の産学官関係者約130人が参加し、半導体製造装置設計・組み立ての東北精密(北上市)の安藤修一相談役が、生産ラインの自動化や受注から納入までの時間短縮に向け、IoTや人工知能(AI)を導入した経緯を説明した。

 安藤相談役は、工具が原因となる機械停止や不良を防ぐため材質や切削条件などをデータベース化した取り組みに触れ「データを取り新たな改善につながった。新技術導入に伴う発見は、自社にとって大きな財産になった」と強調した。

 同セミナーは本年度から始まり、年2回開催予定。県内企業では多額の投資や改善箇所の選定などが課題でIoT化が進んでおらず、基礎知識や先進事例の紹介で導入を促す。