【本紙特派員・小田野純一】マリナーズの菊池雄星(花巻東高)に異変が生じている。3回1/3で6失点と3敗目を喫した5月30日(日本時間5月31日)のエンゼルス戦は、全ての球種が球威も制球も本調子に程遠い出来だった。武器にしているスライダーの球速が約10キロも遅く、相手打線に見極められた。奪三振はメジャー13試合目で初めてゼロに終わった。

 背番号18がマウンドで何度も首をかしげた。これまでの試合ではストライクが先行し、投球の約7割はストライクゾーンへ。ところがこの日は73球中40球と約5割しかストライクが取れない。ボールが先行して甘い球を狙われた。

 特にスライダーの不調が著しく、数字に顕著に表れた。この日の最速は86マイル(約138キロ)で、ほとんどが83マイル(約133キロ)前後だった。好調時は89マイル(約143キロ)前後で推移しており、10キロも遅い。四回の3安打は全てスライダーを狙われた。

 サービス監督は休養を兼ねて短いイニングを投げるショートスタートについて相談していることを明かした。まずは心身をリフレッシュして、本来の投球を取り戻すことが先決だ。