強力打線の勢いが止まらなかった。西武は18安打で今季最多に並ぶ16得点。交流戦最後の6連戦の初戦を猛打による大勝で飾った。監督通算200勝となった辻監督は「通過点です。勝ちを付けてもらって感謝している」と選手をたたえた。

 待望の一発が打線爆発の号砲だった。2点を先制し、三回1死無走者で4番山川穂高(富士大)。追い込まれながらも阿知羅の高めへの直球を捉えて高々と打ち上げると、打球は左中間フェンスを越えた。交流戦に入り本塁打の量産ペースが落ちていた主砲の、10試合ぶりとなる26号ソロだった。

 今季最も長く本塁打から遠ざかっていた。開幕から驚異的なペースで本塁打を重ねてきただけに、周囲は失速を気にするが、本人は「ペースは上がったり、落ちたりする。それよりも練習や感覚の方が大事」と冷静に打撃と向き合ってきた。そんな中での一発に「手応えはない」としつつも「打てたことは良かった」と安堵(あんど)の言葉が漏れた。